ウォーターサーバーと浄水器どっちが得?解約金一覧つき正直比較【2026年8月】

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ウォーターサーバーと浄水器のどちらが得かを、主要各社の解約金の実額から正直に比較する記事のアイキャッチ画像

「ウォーターサーバーをやめたいけど、解約金がいくらかかるか分からなくて動けない…」そんなふうに、やめたい気持ちのまま立ち止まっていませんか?

毎月の固定費もボトルの受け取りも、正直しんどいですよね。

結論から言うと、乗り換えの損得は解約金の実額と3年総額を並べれば5分で判断できます。なぜなら、解約金は各社の公式ページで確認でき、浄水器との差額で何ヶ月あれば取り返せるかを計算できるからです。

例えば解約金が16,500円なら、初期費用のない乗り換え先で月3,000円安くなれば半年ほどで元が取れます。

この記事では、主要社の解約金一覧(2026年8月19日時点)と人数別の3年総額シミュレーションで、あなたが今動くべきかどうかを一緒に確かめていきます。

この記事でわかること

  • 主要10社の最低利用期間と途中解約費用の実額一覧(2026年8月19日時点)
  • 解約金を払っても乗り換えで元が取れる損益分岐の考え方
  • 人数別3年総額でみるウォーターサーバーと浄水器の料金差
  • PFAS新基準の施行後に押さえたい水の安全性の比較ポイント
  • 短期で試したい人と長く使う人それぞれの後悔しない選び方

実は「解約金なし」と紹介されがちな会社でも、機種やプランによっては40,000円かかるケースがあります。契約前には見えにくいお金の話から、順番に確かめていきましょう。

目次

まず結論|浄水器への乗り換えで得する人・今はやめておくべき人

浄水器への乗り換えで得する人と今はやめておくべき人の結論を考える、キッチンで思案する女性のイメージ写真

「解約金を払ってでも、浄水器に乗り換えたほうが得なの?」——いちばん知りたいのはここですよね。この章では、3年総額と手間で比べた結論を早見表で先にお見せします。

そのうえで、乗り換えで得しやすい人と、今は動かないほうがいい人を正直に分けてお伝えしますね。あなたがどちらに当てはまるか、確かめながら読み進めてみてください。

3年総額と手間で比べた結論の早見表

先に結論からお伝えします。温冷水の便利さを手放せるなら、3年総額がいちばん小さくなるのは浄水器です

一方で、サーバーの便利さには手間いらずという価値があります。金額だけでなく、手間もセットで見比べてみましょう。

宅配型サーバー・浄水型サーバー・浄水器の3年総額と温水冷水・日々の手間・解約条件を比べた早見表
3年総額と手間で比べた結論の早見表(2人世帯の目安)

金額は、僕が一般的な相場をもとに計算した目安の試算です(2人世帯の場合。詳しい前提はこのあとの料金の章で解説します)。最新料金は各社公式ページで確認してみてくださいね。

ただし、いま契約中の方には「解約金」という関門があります。解約金を入れても得かどうかは、回収月数=(解約金+乗り換え先の初期費用)÷月々の差額で判断できます。月々の差額(今の月額-乗り換え後の月額)がプラスであることが前提です。

この式の使い方は、フローチャートと料金の章で詳しく見ていきます。

乗り換えで得しやすい人の3つの特徴

乗り換えで得しやすい人には、はっきりした共通点があります。ご自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

乗り換えで得しやすい人の3つの特徴

  • 冷水・温水がすぐ出なくても困らない
  • 飲み水だけでなく、料理にも水をたっぷり使いたい
  • 解約金の回収が1年以内に収まる(または最低利用期間の満了が近い)

特に効いてくるのが3つ目です。解約金と初期費用の合計を月々の差額で割った回収月数が1年以内なら、乗り換えは有力です。

例えば解約金が16,500円・初期費用なしなら、月3,000円安くなれば約6ヶ月で回収できます。「いくら払うか」より「何ヶ月で取り返せるか」で考えるのがコツです。

料理にも水を使う方ほど、水代を気にせず使える浄水器のメリットは大きくなります。あなたのご家庭では、飲み水と料理のどちらに水を多く使っていますか?

今は乗り換えないほうがいい人の特徴

反対に、今は乗り換えないほうがいい人もいます。無理に動くと、かえって損をしてしまうからです。

今は乗り換えを急がないほうがいい人

  • 冷水・温水がすぐ出る便利さを手放せない
  • 解約金が高額で、回収に1年以上かかる
  • 最低利用期間の満了や、解約金の減額タイミングが近い

満了まで待てば解約金が0円になる会社なら、待つのも立派な作戦です。

例えばハミングウォーター(標準規約)は、2年の規定利用期間が満了すればサーバー引取手数料なしでやめられます(ALプランは4年。2026年8月19日時点・公式規約調べ)。

温冷水が必須なら、ボトルだけやめられる浄水型サーバーという道もあります。続けるか迷ったら、まず契約の満了日を確認してみてください。

クリア

「今すぐやめる」だけが正解ではありません。満了日を知るだけでも大きな一歩ですよ。

主要社の最低利用期間と途中解約費用の正直一覧表【2026年8月19日時点】

主要各社の最低利用期間と途中解約の費用を公式情報で確認している場面をイメージした写真

あなたの契約は、途中でやめるといくらかかるか、すぐに答えられますか?この章では、主要社の最低利用期間と途中解約費用を、全社公式サイトで確認した実額の一覧でお見せします。

同じ会社でもプラン次第で金額が大きく変わる注意点や、申し出期限まで、契約前には見えにくいお金の話を順番に確かめていきましょう。まずは、ご自分が契約中の会社の行だけでも先にチェックしてみてくださいね。

主要10社の解約金一覧表(全社公式サイトで確認済み)

まずは一覧表からご覧ください。すべて各社の公式サイト・約款・FAQで直接確認した金額です。

同じ「途中解約」でも、費用は0円から60,000円まで大きな幅があります

表は「最低利用期間」と「途中解約の費用」の2点セットで見てください。ご自分の契約と同じプラン名の行を探すのがポイントです。該当する行が見つからないときは、契約書のプラン名で各社の公式サイトを検索してみてくださいね。

社名・プラン最低利用期間途中解約の費用
マルチピュア(レンタル)いつでも解約可(基本契約期間1年・自動更新)解約金なし(返送料は元払い・自己負担)
ウォータースタンド(セルフメンテナンス機種)なし0円(撤去費用の負担なし)
ウォータースタンド ピュアライフL/S(縛りなしプラン(1年プラン))なし0円(撤去費用の負担なし)
ウォータースタンド(訪問メンテナンス機種)1年1年未満の解約で撤去費用6,600円(税込)
ウォータースタンド ピュアライフL/S(3年プラン)3年1年未満40,000円/1年以上3年未満20,000円(不課税)
ウォータースタンド ピュアライフL/S(5年プラン)5年1年未満40,000円/1〜3年未満20,000円/3〜5年未満10,000円(不課税)
ハミングウォーター(標準規約)2年(規定利用期間)2年未満の解約でサーバー引取手数料16,500円(税込)・満了後は0円
ハミングウォーター(ALプラン)4年(規定利用期間)4年未満の解約でサーバー引取手数料33,000円(税込)
every frecious3年(契約後またはサーバー交換後から起算)3年未満の解約で40,000円(不課税)+サーバー返却費用は自己負担
OCEAN3年12ヶ月未満33,000円/24ヶ月未満22,000円/36ヶ月未満11,000円(税込)
楽水(ピュレスト)3年(4年目以降は月ごと自動更新)3年未満は残り契約月数×レンタル料の40%+撤去・返送の実費
ViVi Water3年(契約後またはサーバー交換後から起算)3年未満の解約で40,000円(不課税・2025年9月1日以降の契約)+回収手数料3,850円(税込)
うるのん(2年プラン)2年サーバー返却手数料11,000円(税込)
うるのん(3年プラン)3年サーバー返却手数料16,500円(税込)
Locca(基本プラン・2024年9月26日以降の申込)5年1年未満50,000円→以降1年ごとに10,000円ずつ減額・5年以上は0円(不課税)
Locca(お得プラン litta)6年1年未満60,000円→以降1年ごとに10,000円ずつ減額・6年以上は0円(不課税)
しずくりあ定めなし(無期限契約)1年未満55,000円→以降1年ごとに11,000円ずつ減額(4〜5年未満11,000円・税込)+返送料は自己負担

※2026年8月19日時点・各社公式サイト調べ。税込・不課税の区分は各社の公式表記に合わせています。

※ハミングウォーターは契約中のプラン(標準規約かALプラン)で期間と金額が変わります。every freciousは契約した時期により解約金が異なる場合があります。Loccaは2024年9月25日までの申込に改定前の契約解除料が適用され、しずくりあは申込日により適用される規約が分かれます。

金額や条件は改定されることがあります。実際に解約するときは、必ずご自分の契約書と公式サイトで最新の条件を確認してくださいね。

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この表をスクリーンショットしておくと、家族に説明するときにも役立ちますよ。

同じ会社でも機種とプランで0円から40,000円まで変わる

一覧表でいちばん注意してほしいのが、ウォータースタンドです。同じ会社でも、機種とプランによって解約時の負担が0円から40,000円まで変わります

ウォータースタンドの機種・プラン別の負担

  • セルフメンテナンス機種:最低利用期間なし・負担0円
  • 訪問メンテナンス機種:1年未満の解約で撤去費用6,600円(税込)
  • ピュアライフL/S 縛りなしプラン(1年プラン):負担0円
  • ピュアライフL/S 3年・5年プラン:1年未満の解約で40,000円(不課税)

つまり、ウォータースタンドを「解約金なし」とひとくくりには言えません。同じピュアライフL/Sでも、選んだプラン次第で0円か40,000円かに分かれるんです。

プランで変わるのはウォータースタンドだけではありません。例えばハミングウォーターも、標準規約は2年・16,500円、ALプランは4年・33,000円と条件が分かれます。契約中のプラン名を確認してくださいね。

長期プランは月額が抑えられる一方で、途中解約の負担が重くなる仕組みです。契約書の「プラン名」まで確認するのが、後悔しないコツですよ。

実は僕自身、ウォーターサーバーの導入を検討して見送った経験があります。解約金の存在は、そのときためらった決め手のひとつでした。

申し出期限と手続き方法もセットで確認する

金額と同じくらい大切なのが、申し出の期限と方法です。期限を過ぎると、解約したい月にやめられないことがあるからです。

申し出期限・手続きで注意したい例

  • OCEAN:申し出は解約月の前々月末日まで・受付は電話のみ
  • マルチピュア:いつでも解約可(基本契約期間1年・自動更新)。申し出は解約希望日の1ヶ月前までが目安(受付期限の表記が公式内で分かれるため、希望月を伝えて窓口で確認を)
  • うるのん:最低利用期間の起算は初回サーバー設置日
  • ハミングウォーター:規定利用期間は標準規約2年・ALプラン4年。満了後の解約はサーバー引取手数料なし

(2026年8月19日時点・各社公式サイト調べ)

「やめよう」と決めてから期限に気づくと、1〜2ヶ月余分に払うことになりかねません。乗り換えを考え始めた時点で、期限と受付方法だけ先に確認しておきましょう。

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解約は「金額」と「期限」の2点セットで確認する、と覚えてくださいね。

「解約金なし」の表記で確認しておきたい契約条件

「解約金なし」という表記を見つけても、契約前にもう一歩だけ確認しておきたい条件があります。

「解約金なし」でも確認したい契約条件

  • 撤去・回収・返送の費用が別にかからないか(マルチピュアは返送料が自己負担、ViVi Waterは回収手数料3,850円(税込)が別途)
  • 対象が特定の機種・プランに限られていないか
  • 自動更新の有無と、更新後の解約条件
  • 申込日・契約時期で条件が変わっていないか(Loccaやしずくりあは申込日により適用条件が異なる)
  • 解約金が段階的に減る方式か(Loccaは2024年9月26日以降の申込で1年ごとに10,000円ずつ減額。それ以前の申込は改定前の条件)

なかでも見落としやすいのが、期間のカウント方法です。every freciousは、サーバー交換後に3年のカウントが再び最初から始まります(2026年8月19日時点・公式利用規約)。

解約時のサーバー返却費用も自己負担で、契約した時期によって解約金が異なる場合があります。契約時の書面もあわせて確認してみてくださいね。

また、うるのんの費用の公式な名目は「サーバー返却手数料」です。名前は違っても途中解約時の負担という点では同じなので、名目まで含めて確認すると安心ですよ。

5分で判定|解約金分岐つき乗り換えフローチャート

解約金の分岐を含む乗り換え判定フローチャートの章を表す、パソコンの前で考える女性のイメージ写真

金額がわかったら、次は「あなたの場合はどう動くのが正解か」ですよね。この章では、5分で答えが出る乗り換え判定フローチャートを用意しました。解約金が残っている場合の分岐の考え方と、動く前の失敗防止チェックリストもあわせて確認していきましょう。

手元に契約書かマイページを開いておくと、判定がさらにスムーズですよ。読み終わるころには、進む方向が見えているはずです。

フローチャートであなたの現在地を確認する

判定の分かれ目は、次の4つの質問です。①温冷水を手放せるか、②ボトルが負担か、③解約金が残っているか、④残っていても回収できるか。

解約金の有無と回収月数で浄水器への乗り換え可否を判定するフローチャートのインフォグラフィック
浄水器乗り換え判定フローチャート(解約金分岐つき)

温冷水の便利さを手放せないなら、無理に浄水器へ乗り換えないのが正解です。ボトルが負担なら浄水型サーバー、負担でなければ今のサーバー継続を考えましょう。

手放せる場合は、解約金の確認へ進みます。回収期間が1年以内なら乗り換えが有力、長くかかるなら解約金が減るタイミングまで待つのが安全です。

回収期間の計算は、すぐ次の項目で具体例つきで見ていきますね。

【僕の実体験】サーバーを検討して見送った3つの理由

実は僕も、浄水器を選ぶ前にウォーターサーバーの導入を検討したことがあります。見送った理由は3つ。飲み水だけでなく料理にも使おうとすると水代が高くなること、解約金があること、そして設置場所の確保が難しかったことです。

解約金がかかる場合の分岐の考え方

解約金が残っている場合は、感覚ではなく式で判断しましょう。まず「今の月額-乗り換え後の月額」を計算して、差額がプラスになることを確かめてください。

差額がプラスなら、使う式はひとつだけです。回収月数=(解約金+乗り換え先の初期費用)÷月々の差額。初期費用がなければ、解約金を差額で割るだけです。

回収月数の計算例(月3,000円安くなる場合)

  • 例1:解約金16,500円・初期費用0円 → 16,500円÷3,000円で約6ヶ月で回収
  • 例2:解約金16,500円・浄水器本体12,000円 → 28,500円÷3,000円で約10ヶ月で回収
  • 例3:解約金40,000円・初期費用0円 → 40,000円÷3,000円で約14ヶ月で回収

(解約金の例はいずれも2026年8月19日時点・各社公式サイト調べの実額です)

例1なら、解約金を払ってもすぐに取り返せる計算です。例3のように1年を超えるなら、急がない選択肢が出てきます。

Loccaの2024年9月26日以降の申込のように1年ごとに解約金が減る契約なら、次の減額まで待つ手もあります。ハミングウォーターのように満了後0円になる会社なら、満了まで待つのが合理的です。

クリア

「いくら損するか」ではなく「何ヶ月で取り返せるか」に置き換えると、迷いがスッと消えますよ。

動く前の失敗防止チェックリスト

進む方向が決まったら、動く前に最後のチェックです。契約面と乗り換え先の準備、両方を確認しましょう。

動く前の失敗防止チェックリスト

  • 契約の満了日と解約金の実額を、契約書・マイページで確認したか
  • 解約の申し出期限と受付方法(電話のみ等)を確認したか
  • 乗り換え先の浄水器が自宅の蛇口の形状に適合するか
  • 設置スペースと、給水・ごみ捨ての動線を確保できるか
  • カートリッジの交換頻度と年間費用を把握したか

つまずく人が多いのは、申し出期限の見落としと蛇口の適合です。蛇口は写真を撮っておくと、公式サイトの適合表と照合しやすいですよ。

賃貸にお住まいの方は、原状回復できるか(取り外して元に戻せるか)も忘れずに確認してくださいね。

料金比較|人数別3年総額と解約金込みの損益分岐

世帯人数別の3年総額と解約金を含めた損益分岐を比べる場面をイメージした、家計を確認する家族の写真

乗り換え判断でいちばん気になるのは、やっぱりお金のことですよね。「結局、月いくら変わるの?」という疑問に、この章でお答えします。1L単価と人数別の3年総額をシミュレーションしたうえで、解約金を払っても何ヶ月で元が取れるかを実額で計算しますね。

手元に毎月の明細があると、より具体的に比べられますよ。数字で比べれば、迷いは一気に小さくなります。

1L単価で見る水のコスト差

まず、試算の前提からお見せします。僕が一般的な相場をもとに計算した、目安の試算です。

試算の前提(目安)

  • 飲み水は1人1日2Lで計算
  • 宅配型:150円/L+電気代月約800円
  • 浄水型:月額定額4,200円(電気代込み)
  • 浄水器:本体12,000円+カートリッジ代年6,000円
  • 最新料金は各社公式ページで要確認

この前提で1L単価を計算すると、差がはっきり見えます。

タイプ1L単価の目安(1〜4人世帯)
宅配型サーバー約153〜163円
浄水型サーバー約17〜69円
浄水器約3.4〜13.7円

同じ1Lの水でも、宅配型と浄水器では単価に10倍以上の差があります。

浄水型・浄水器は、使う量が増えるほど1L単価が下がる仕組みです。料理にも水を使うご家庭ほど、この差が効いてきます。

なお、宅配型・浄水型では水代に加えて電気代もかかります。機種やタイプ別の電気代の目安はウォーターサーバーの電気代の目安とタイプ別の違いで詳しく解説しています。

【僕の実体験】カートリッジ代は月額に込み、交換は年1回

僕が使っているマルチピュアはレンタル契約で、カートリッジ代は月額レンタル料3,300円に含まれています。交換は年1回だけなので、費用も手間も見通しが立てやすいですよ。

1人・2人・4人世帯別の3年総額シミュレーション

では、3年間続けたら総額はいくらになるのでしょうか。世帯人数別に計算してみました。

1人・2人・4人世帯別に宅配型サーバー・浄水型サーバー・浄水器の3年総額を比べた棒グラフ
家族の人数別3年総額シミュレーション(筆者試算の目安)

この前提だと、1人暮らしでも3年で宅配型は約35.7万円、浄水器なら約3.0万円です。2人世帯なら、宅配型は3年で約68.6万円になります。

4人世帯では宅配型約134.3万円に対し浄水器は約3.0万円と、差は130万円を超えます

浄水型は定額なので、人数が増えても約15.1万円のままです。人数が多いご家庭ほど、宅配型だけが右肩上がりに増えていきます。

グラフを見るときは、ご自分の世帯人数のところだけに注目すれば十分です。今払っている月額×36ヶ月と並べると、実感がわきやすいですよ。

あくまで僕が相場から計算した目安なので、実際はご自分の明細と各社の最新料金で計算し直してみてくださいね。

解約金を払っても何ヶ月で元が取れるか

最後に、解約金を入れた損益分岐を実額で見てみましょう。手順は3ステップだけです。

損益分岐の3ステップ

  1. 今の月額(水代+電気代)を明細で確認する
  2. 乗り換え後の月額と初期費用を見積もる
  3. 回収月数=(解約金+初期費用)÷月々の差額 を計算する(差額がプラスであることが前提)

例えばハミングウォーター(標準規約)の途中解約は16,500円です(2年未満・税込。2026年8月19日時点・公式サイト調べ)。

月3,000円安くなるなら、16,500円÷3,000円で約6ヶ月で回収できます(初期費用のない乗り換え先の場合)。この記事の試算のように浄水器本体に12,000円かける場合は、(16,500円+12,000円)÷3,000円で約10ヶ月です。

解約金が40,000円の会社でも、初期費用なし・同じ差額なら約14ヶ月です。1年を超えるなら、満了や減額のタイミングまで待つ選択も含めて比べましょう。

回収が終われば、差額はそのまま毎月の節約になります。3年スパンで見ると、解約金は思ったより小さな関門かもしれませんよ。

クリア

回収月数が出たら、あとは「その月数を待てるか」を考えるだけです。答えはもう目の前ですよ。

安全性の比較|PFAS新基準と衛生リスクをチェック

PFASの新基準や衛生リスクなど水の安全性を見直す場面をイメージした、調乳をする母親の写真

浄水器に替えて、水の安全性は大丈夫?と不安になりますよね。先にお伝えすると、僕は日本の水道水は基本的に問題ないと思っています。

この章では2026年4月に施行されたPFASの水質基準と、サーバー・浄水器それぞれの衛生リスク、赤ちゃんのミルクの注意点を根拠ベースで確認していきましょう。不安を煽る話ではなく、ご家庭で今日からできる対策までセットでお伝えしますね。

PFASは2026年4月から水質基準として施行済み

PFAS(ピーファス)とは、自然界で分解されにくい有機フッ素化合物の総称です。ニュースで見かけて、不安になった方も多いのではないでしょうか。

大きな変化はこれです。2026年4月1日から、PFOS・PFOAは合算50ng/Lの「水質基準」として施行済みです(出典:環境省 報道発表資料

PFAS基準の位置づけの変化

  • 施行前:水質管理目標設定項目(暫定目標値)という位置づけで、検査は法的義務ではなかった
  • 現在:正式な水質基準となり、水道事業者に検査が義務づけられている

つまり、水道水の管理は以前より厳格になっています。過度に不安がる必要はありません。

そのうえでPFAS低減をうたう浄水器を選ぶなら、試験データの表示を確認しましょう。「完全に除去できる」と言い切る表現には注意が必要です。

PFAS対応の浄水器の選び方は、PFAS対応浄水器の選び方で詳しく解説しています。

サーバーと浄水器それぞれの衛生リスクと対策

衛生リスクは「水がどこから来て、どこに溜まるか」で変わります。タイプごとに、注意する場所が違うんです。

タイプ別・衛生面で気をつける場所

  • 宅配型:開封後のボトルの長期保管、タンク内
  • 浄水型:タンクへ注ぐときの扱い、タンク内
  • 浄水器:浄水後の作り置き

共通するのは、塩素がない、または低減されているということ。作り置きは避けて、その都度使うのが基本です。

吐水口(注ぎ口)まわりは、どのタイプにも共通の弱点です。コップを注ぎ口に触れさせない、受け皿を洗って乾かす、この2つだけでも清潔度はぐっと上がります。

どのタイプも、汚れやすい場所を知って取扱説明書どおりに手入れすれば、リスクは小さくできますよ。

【僕の実体験】最初は「塩素が取れればいい」でした

僕が浄水器を探し始めた最初の動機は、「塩素さえ除去できればいい」という軽いものでした。ところが比較するうちにマルチピュアの浄水能力に惹かれて、レンタルで使うようになりました。水道水は問題ないと思っている僕でも、求めていたのは安全より「おいしさ」だったんだな、と今では思います。

赤ちゃんのミルクに使うときの注意点

赤ちゃんのミルク作りに使う場合は、水のタイプにかかわらず守りたい基本があります。

大前提として、粉ミルクは70℃以上のお湯で調乳するのが基本です。これは、WHO・FAOのガイドラインで案内されている方法です(厚生労働省が仮訳を公開しています)。

小さなお子さんがいる家庭の水の扱い

  • 調乳は70℃以上のお湯で行う
  • 作ったミルクは2時間以内に使い切れなければ処分する
  • 飲み残しは再利用しない
  • 浄水は汲み置きせず、その都度使う
  • カートリッジの交換期限を必ず守る

サーバーの温水は、機種によって70℃以上を保てない場合があります。温度が確認できないときは、一度沸騰させたお湯を70℃以上のうちに使いましょう。

「浄水だから安心」ではなく「手順を守るから安心」と考えるのがコツです。詳しくは赤ちゃんのミルク作りに合う浄水器の選び方もご覧ください。

短期で試す人・長く使う人別|後悔しない乗り換え先の選び方

短期で試したい人と長く使う前提の人それぞれに合う乗り換え先を選ぶ場面をイメージした写真

乗り換え先は「短期で試したいか、長く使う前提か」で考えると迷いません。この章では、解約金0円で試せる選択肢と、長く使う人向けの買い切り型浄水器を分けて紹介します。

「試してから決めたい」のか「もう心は決まっている」のかで、選ぶ道は変わりますよね。最後に、僕が据置型浄水器を1年使った正直な感想もお話ししますね。あなたはどちらのタイプに近いでしょうか?

まず短期で試したい人は解約金0円の選択肢から

「浄水器で本当に足りるのか、まず確かめたい」という方は、やめやすい選択肢から入るのが安全です。

短期で試しやすい選択肢(2026年8月19日時点・各社公式サイト調べ)

  • ウォータースタンドのセルフメンテナンス機種:最低利用期間なし・解約時の負担0円
  • ウォータースタンド ピュアライフL/S 縛りなしプラン(1年プラン):解約時の負担0円
  • ポット型など買い切りの浄水器:数千円から試せて、契約そのものがない
  • マルチピュアのレンタル:いつでも解約可(基本契約期間1年・自動更新)・解約金なし(返送料は元払い)

「合わなかったらやめられる」状態で試すと、失敗しても傷が小さくて済みます

縛りのないプランは、長期プランより月額が高めになる場合があります。契約前に、月額と解約条件をセットで見比べてみてくださいね。

蛇口直結タイプを縛りなしで借りられる選択肢もあります。料金の詳細はダスキン浄水器のレンタル料金とマルチピュア比較で紹介しています。

クリア

迷っているうちは、やめやすさを最優先にするのが安心ですよ。

長く使う前提なら買い切り型の据置型浄水器も有力

長く使う前提が固まっている方には、買い切り型の据置型浄水器も有力です。買い切りなら、そもそも契約期間や解約金という概念がありません。

買い切り型の据置型浄水器が合う人

  • 浄水器で暮らせる確信があり、長く使う前提が固まっている
  • 料理にも浄水をたっぷり使いたい
  • カートリッジ交換の頻度を抑えたい

据置型は流量が多く、カートリッジも大容量の製品が中心です。長く使うほど、1Lあたりのコストは下がっていきます

選ぶときの軸は「何をどこまで除去できるか」です。除去できる項目は製品ごとに違うので、公式サイトの試験結果の表示で確認してくださいね。

具体的にどの機種を選べばいいか迷ったら、据え置き型浄水器のおすすめ5機種で家族向けの候補を比較しています。

【僕の実体験】「何をどこまで除去できるか」を軸にしました

僕も浄水器選びでは迷いましたが、「何をどこまで除去できるか」を軸にしたら一気に絞れました。比較するうちにマルチピュアの浄水能力に惹かれて、レンタルで使い始めたのが今の形です。

実体験コラム|マルチピュアAquaperform 880SCを1年使った感想

僕はマルチピュアの据置型浄水器(Aquaperform 880SC)を1年使っています。決め手は浄水能力の高さでした。

レンタル契約なので初期費用は抑えられて、カートリッジ代込みで月額3,300円。交換は年1回だけです。

1年使って感じたことを、正直にまとめます。

1年使って感じたこと

  • 水自体がおいしくなり、コーヒーや紅茶もおいしく飲んでいる
  • 据置型でもそれほど大きくなく、キッチンで場所を取らない
  • ボトルのストック置き場が丸ごと不要になるのは隠れたメリット
  • 費用も手間も見通しが立てやすい

一方で、温冷水は出ません。お湯が必要なときは都度沸かすことになるので、ここが譲れない方には浄水型サーバーのほうが合うはずです。

レンタルの仕組みはマルチピュアのレンタルプランを徹底解説で詳しく紹介しています。

クリア

「便利さより固定費を軽くしたい」という方には、安心しておすすめできる使い心地です。

よくある質問(Q&A)

ウォーターサーバーと浄水器の乗り換えについてのよくある質問をまとめた章を表すイメージ写真

最後に、乗り換えを検討する方からよくいただく質問に、まとめてお答えします。解約金を抑える方法、水の味、非常時の備えなど、契約前に解消しておきたい疑問ばかりです。

あなたにも「これが引っかかって動けない」という質問が、ひとつはあるのではないでしょうか?同じ悩みを持つ方はとても多いので、気になるところだけでも、ぜひ読んでみてくださいね。

解約金をなるべく払わずにやめる方法はありますか?

A. 最低利用期間の満了や、解約金の減額タイミングまで待つのが基本です。

多くの会社は、満了後の解約なら解約金が0円になります。例えばハミングウォーター(標準規約)は、2年の規定利用期間の満了後ならサーバー引取手数料なしでやめられます(ALプランは4年)。ただし、満了後でも返送料や回収手数料が別にかかる会社はあるので、そこは最後に確認してくださいね。

  • Loccaの2024年9月26日以降の申込のように1年ごとに解約金が減額される契約は、次の減額を待つ手もある
  • 申し出期限に注意(OCEANは解約月の前々月末日まで・受付は電話のみ)
  • 満了日と申し出期限は、契約書やマイページで確認する

(2026年8月19日時点・各社公式サイト調べ)

自動更新のある会社では、期限を過ぎると次の期間に入ってしまうことがあります。日付の確認が、いちばんの節約になりますよ。

浄水器に変えると水の味は落ちませんか?

A. 落ちるどころか、塩素のにおいが減っておいしく感じられることもあります。

僕の場合はサーバーからではなく水道水から浄水器にした口ですが、水そのものがおいしくなりました。コーヒーや紅茶もおいしく飲んでいます。

  • 日本の水道水はほぼ軟水で、和食やお茶と好相性
  • こだわりがなければ、わざわざ硬水にする必要はないというのが僕の正直な感想
  • 味の感じ方には個人差があるので、まずはやめやすい形で試すのが安心

サーバーの天然水の味が特に気に入っている方は、その点だけ慎重に比べてみてください。

停電や断水などの非常時はどう備えればいいですか?

A. 浄水器・浄水型サーバーは断水すると水を出せないので、ペットボトル備蓄とセットで考えましょう。

  • 水は飲料用と調理用を合わせて1人1日3Lを目安に、最低3日分(9L)を備蓄する(出典:農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」
  • ふだん飲みながら買い足す「ローリングストック」なら管理が簡単
  • 宅配型のボトルを備蓄代わりにしていた方は、乗り換え時に備蓄の置き換えを忘れない

ボトル備蓄という宅配型の強みを手放す分、ペットボトルで補えば大きな弱点にはなりませんよ。

必要な本数の計算方法や置き場所の工夫は、防災の水の備蓄量と置き場所の完全ガイドで詳しく紹介しています。

浄水型ウォーターサーバーと浄水器はどう違うのですか?

A. どちらも水道水を浄水しますが、浄水型サーバーは冷水・温水がすぐ出る点が違います。

  • 浄水器=水道水をろ過する(温冷機能なし)
  • 浄水型サーバー=ろ過に加えて、冷水・温水がすぐ出る
  • その分、浄水型は電気代と設置スペースが必要

「浄水器に温冷機能を足したもの」とイメージすると分かりやすいですよ。ボトルはやめたいけれど温冷水は手放せない、という方に合う選択肢です。

浄水型サーバーの機種選びのポイントは、浄水型ウォーターサーバーの選び方にまとめています。

引っ越しを機に解約する場合も解約金はかかりますか?

A. 最低利用期間内であれば、引っ越しが理由でも途中解約費用の対象になるのが一般的です。

  • 引っ越し先で継続利用できれば、解約自体を避けられる場合がある
  • 引っ越しに伴う扱いは会社ごとに異なるため、必ず契約中の会社へ確認する
  • 確認の際は、この記事の一覧表の金額と申し出期限もあわせてチェックする

引っ越しの日程が決まったら、早めに問い合わせるのが安心です。申し出期限のある会社では、日程次第で負担が変わることもありますよ。

まとめ|乗り換えの損得は解約金の実額と3年総額で決まる

ここまで、解約金の実額と3年総額という2つの数字で、乗り換えの損得を確かめてきました。

結論はシンプルです。乗り換えの損得は、解約金の実額と3年総額を並べれば自分で判断できます

回収月数=(解約金+乗り換え先の初期費用)÷月々の差額。この式で1年以内なら乗り換えが有力、長くかかるなら満了まで待つのも立派な作戦です。

この記事のポイント

やめたい気持ちのまま立ち止まっていた方も、数字を並べれば答えは見えてきます。まずは契約書の満了日と解約金の実額を確認するところから、始めてみてくださいね。

ウォーターサーバーと浄水器のどちらが得かを、主要各社の解約金の実額から正直に比較する記事のアイキャッチ画像

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