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【最新】ウォーターサーバーと浄水器|どっちがいい?【徹底比較】

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家庭で水道水を飲むことに不安があって、ウォーターサーバーか浄水器を導入したいと思っているけど、どっちがいいかよくわからない。そんな悩みをお持ちではないでしょうか。

クリア

ウォーターサーバーか浄水器、どっちにもメリット・デメリットがあって悩みますよね。

最短の結論

  • 時短・常時温水/冷水・衛生サポートを重視するなら、ウォーターサーバー(宅配型)
  • ウォーターサーバーでも水をいっぱい使いたい、定額を重視するなら、ウォーターサーバー(浄水型)
  • コスパ・環境負荷低・シンプルな運用を重視するなら、浄水器

「もっと細かく自分の家庭に合う機種を選びたい」、「後悔のないように徹底的に検討したい」という方は、この記事を最後まで読んでいただければ、きっと理想の1台を見つけることができるでしょう。

おいしい水を飲むために使うウォーターサーバーと浄水器ですが、選ぶ基準は多岐にわたり、どっちがいいのかの判断はとても難しいです。

この記事が、あなたの理想の1台を選ぶお役に立てればとても嬉しく思います。

目次

まず結論—「どっち?」は用途と手間で決まる(最短回答)

ウォーターサーバー宅配型、浄水型、浄水器の画像
利便性、コスト、手間のアイコン

お忙しいあなたのために、早速結論から行きます!

どんな人が「ウォーターサーバー(宅配型・浄水型) 」「浄水器」に合うのか、簡潔にズバッとお答えします。

こういう人はウォーターサーバー(宅配型):時短・常時温水/冷水・衛生サポート重視

ウォーターサーバー(宅配)が合う人は、以下のポイントを重視する人です。

  • 時短:「温冷の待ち時間ゼロ」+「買い出し・補充・冷蔵などの準備を発生させない」
    ※宅配型は受け取り・ボトル交換の数分間はある。
  • 常時温水/冷水:設定温度のまま数秒で使える。
    ※初回立ち上げ・節電/停電復帰は安定まで時間がかかったり、捨て水が必要な場合あり。
  • 衛生サポート:UV/加熱循環・自動クリーニング・使い捨てボトル・定期メンテ等で、家庭の手入れ負担とリスクを下げやすい。

少し料金が高くても利便性を重視するなら、充実の機能と天然水が定期的に宅配されるウォーターサーバー(宅配型)が満足度の高い選択になります。

こういう人はウォーターサーバー(浄水型):工事不要・定額・ボトル保管不要

ウォーターサーバーがいいけど、宅配してもらう水はいっぱい使うと高くなる。

その点、思う存分使うことができる浄水型は、以下のポイントを重視する人に最適です。

  • 工事不要:今の浄水型の主流はウォーターサーバーのタンクに水道水を入れるタイプで、工事不要。
  • 定額:宅配型は使用する水の量によって大幅に料金が違うが、浄水型は水道水を使うのでほぼ定額。
    ※水道水でも使用量が極端に増えれば、料金は上がってしまうので注意。
  • ボトル保管不要:タンクに水を補充するタイプなので、部屋に水のボトルを保管する必要はない。

ウォーターサーバーの利便性を重視したい。でも、お金の心配をすることなく思う存分水を使いたいという人には、おすすめのタイプです。

こういう人は浄水器:コスパ・環境負荷・シンプル運用重視

浄水器には蛇口につけるタイプ、据え置き型、ビルトイン、浄水ポットなど様々な種類がありますが、おおむね下記のポイントを重視する人に合います。

  • コスパ:本体+カートリッジ中心で、水(1L)単価と3年総額が抑えやすい。電気代もほぼゼロ。
  • 環境負荷:水運搬容器ゼロ、廃棄は主にカートリッジのみ。常時加熱・冷却がない分、年間電力・CO₂が小さめ。
    ※一部、UV/ポンプ搭載モデルは電力が加算。
  • シンプル運用:受け取り・補充・契約管理が不要。やることは基本カートリッジ交換と吐水口ケアに集約できる。
    ※カートリッジ交換の先延ばしは味と衛生の劣化に直結するので、期日管理は必須。

安全・安心なおいしい水を飲みたいけど、あまりお金をかけたくない人や、ウォーターサーバーを置くスペースがない人、シンプルで簡単に使えるのがいいという人には浄水器がベストです。

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僕も使っているおすすめの浄水器は下記記事で詳しく紹介しています。

5分で決まる—フローチャート & 失敗防止チェック

ウォーターサーバー 宅配型
✅️最低契約期間
✅️違約金
✅️ボトル配送
✅️ボトル返送
✅️引っ越し時

ウォーターサーバー 浄水型
✅️最低契約期間
✅️違約金
✅️月額料金
✅️カートリッジの交換頻度・浄水能力

浄水器
✅️違約金
✅️カートリッジの交換頻度・浄水能力
✅️設置可否

次は、もう少し詳しく「ウォーターサーバー」と「浄水器」のどちらがいいのか、フローチャートといくつかのチェック項目で見ていきましょう。

判定フロー(温水要否/設置可否/1日消費量/手間許容度/賃貸条件)

以下のフローチャートを使えば、あなたの家に導入できる(推奨の)ウォーターサーバーと浄水器の種類がわかるようになっています。

ウォーターサーバー・浄水器の導入判定フローチャート

契約・解約チェック(縛り/違約金/最低利用期間/メンテ体制)

契約・解約に関わる特に重要な点について、ウォーターサーバー(宅配型・浄水型)と浄水器で見ていきましょう。

ウォーターサーバー(宅配型)

  • 最低契約期間:1〜3年の契約期間を定めているところが多い。
  • 違約金:最低契約期間の途中で解約すると、10,000〜40,000円程度の違約金が発生。
  • ボトル配送スキップ条件:あまり使わない月は配送をスキップできるブランドも。
  • ボトル返送の有無:一般ゴミとして処分できるか。返品可能か確認。
  • 引っ越し時の対応:サーバー本体の移動は自分たちか、回収(手数料)か。

ウォーターサーバー(浄水型)

  • 最低契約期間:1〜3年の契約期間を定めているところが多い。
  • 違約金:最低契約期間の途中で解約すると、10,000〜40,000円程度の違約金が発生。
  • 月額料金に含まれるもの:サーバー代、カートリッジ代、メンテ代など。
  • カートリッジの交換頻度:頻度、たくさん水を使った場合の追加が可能かを確認。
  • カートリッジの浄水能力:除去項目・除去数・認証

浄水器

  • 違約金(レンタル):3,000円程度〜の定額と2年間のレンタル総額から支払済額を引いた金額のものがある。
  • カートリッジの交換頻度:家庭で使う量を元にカートリッジの容量から計算。
  • カートリッジの浄水能力:除去項目・除去数・認証
  • 設置可否(蛇口取付・ビルトイン工事は可能か)
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特に違約金はお金の支払いに直結しますので、契約の際は十分注意してください。

衛生チェック(カートリッジ交換頻度/サーバーの清掃方式/残留塩素と菌増殖)

衛生面もとても大事ですので、ウォーターサーバー・浄水器にどんな機能がついているのか、お手入れの方法など確認は必須です。

宅配型はUV/加熱循環の有無、浄水型は補充手順と吐水口清掃の手順の確認、浄水器はカートリッジ交換期日の厳守が要。

三者の「仕組み」と用語整理

宅配型サーバー
天然水/RO・ボトル方式・加熱/UV等の除菌

浄水型サーバー
工事不要・定額・ボトル保管不要

浄水器
ポット・設置・ビルトイン
カートリッジの違い

ここでは、ウォーターサーバー(宅配型・浄水型)と浄水器、三者それぞれの「仕組み」と用語整理について解説していきます。

宅配型サーバー(天然水/RO・ボトル方式・加熱/UV等の除菌)

宅配型は、密閉ボトルの水(天然水またはRO)を定期配送し、本体の冷温タンクで常時冷やす・温める方式。容器は使い捨て(ワンウェイ)か回収再利用(リターナブル)。

機種によってUV照射・加熱循環・自動クリーニングなどの機能を備えますが、吐水口や受け皿の清掃はユーザー自身で定期的に行う必要があります。

ボトルは上置き/下置きがあり、交換の負担や設置の自由度が異なります。

宅配型サーバーが向いている人

  • 温冷の即時性と衛生機能、天然水の味や定期配送を重視する人。

注意点

  • 従量課金のため、月額料金が水の使用量によって変動、
  • ボトル配送時の受け取り時間・保管スペース
  • 待機電力
  • 最低契約期間、違約金

選ぶ際のポイント

  1. ボトル方式(ワンウェイ/リターナブル)
  2. 衛生機能(UV/加熱循環/自動クリーニングの有無)
  3. ボトル容量と下置き対応
  4. 電気代・動作音
  5. チャイルドロック・停電時の出水可否

浄水型サーバー(工事不要・定額・ボトル保管不要)

タンクに水道水を注ぎ入れるだけで使える方式。注いだ水は本体のカートリッジ(活性炭/中空糸など)で浄水→冷温タンクへ送られ、常時冷水・温水が使えます。

工事不要・ボトルの保管不要で、料金は月額定額が主流。

機種によりUV・加熱循環・自動クリーニングを備えますが、タンク洗浄や吐水口の拭き取りなど、日常の衛生はユーザー自身で行います。

浄水型サーバーが向いている人

  • 使用料が多く費用を平準化したい、省スペースで運用したい人。

注意点

  • 補充頻度(家族人数×1日消費量に比例)
  • 水の補充動線

選ぶ際のポイント

  1. フィルター方式と交換周期(月額料金に含まれているか)
  2. 衛生機能(UV/加熱循環/自動クリーニングの有無)
  3. 電気代・動作音
  4. 契約条件(最低契約期間・違約金)
  5. チャイルドロック・停電時の出水可否

浄水器(ポット・据置・ビルトイン/カートリッジの違い)

ポット型は「入れて冷やす」だけの手軽さと低コストが魅力。少量飲用やサブ用途向きで、カートリッジ交換頻度は高め。

設置型(蛇口直結/卓上)は流量が増え、料理にも使いやすいです。工事不要ですが設置スペースと蛇口形状が適合するか確認が必要です。

ビルトイン(シンク下)は専用水栓でキッチンがスッキリ。流量と性能のバランスが良い一方、簡易工事と初期費用、引っ越し時の取り外しを想定する必要があります。

カートリッジの違い

  • 活性炭:塩素・カビ臭・有機物を低減し「味」を整える基礎。
  • 中空糸膜:微粒子・最近を物理的にろ過(残留塩素は通すことが多く、活性炭との併用が定番)。
  • イオン交換:鉛など金属イオンや硬度を低減(飽和で性能低下)。
  • RO(逆浸透):浄水の際に電源やポンプ、排水が必要。また、ミネラルまで除去するので必要に応じて再ミネラル化の処理も。

浄水器が向いている人

  • 購入またはレンタルでも高額ではなく、たくさん水を使えて環境負荷(電力・ゴミ)も小さくしたい人。

注意点

  • 温冷水はすぐ使えない。
  • カートリッジ交換期日を守る。
  • 蛇口の確認と賃貸の場合の原状回復の想定。

選ぶ際のポイント

  1. 除去項目と根拠(NSF認証/JWPAS B.210)
  2. ランニングコスト(1L単価=カートリッジ価格÷ろ過水量(L)/3年総額で比較)
  3. タイプ×使用量(ポット/蛇口直結/設置/ビルトイン/RO。人数×1日の使用量で決める)
  4. 使い勝手(カートリッジの交換しやすさ・交換時期表示、サイズ、メンテしやすさ)

ROとミネラル、軟水/硬水—味と成分の基本

RO(逆浸透)は超微細膜で水に溶けている成分を広く除去し、”超すっきり水”に。

ミネラルが減ると口当たりは軽く、器具のスケール(湯垢)はつきにくくなります。

硬度はCa/Mg量の指標で、一般的には、硬度0~100mg/lを軟水、101~300mg/lを中硬水、301mg/l以上を硬水に分けられています。

用途別の相性

  • 軟水:和食・出汁・緑茶
  • 中硬水:コーヒー・紅茶
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ROを通した水は塩素が少ないため、細菌などの増殖リスクがあるので早めに使うとともに、タンク・吐水口の清掃をこまめに行いましょう。

コストは「1L単価×3年総額」で見る

3年総額で見る理由
1年、3年、5年
サイクルが一巡
偏りが少ない
減価償却しやすい
宅配型の契約サイクル
最低契約期間1〜3年
違約金リスク
カートリッジ消耗サイクル
カートリッジ6〜12ヶ月
点検/交換1〜2年
減価償却での月額換算イメージ

気になるコストですが、ウォーターサーバーと浄水器を比較するうえで、まず1Lあたりの単価を出し、その3年総額でどれがいいか検討しましょう。

なぜ3年?

  • 契約サイクル:宅配型は最低契約期間1〜3年が多く、違約金の影響を取り切れる。
  • 消耗サイクル:カートリッジ6〜12ヶ月、点検/交換1〜2年など、3年で複数回転して実力が見える。
  • 偏り回避:1年は初期費用の比重が過大、5年は故障・モデル更新の不確実性が増える。
  • 減価償却のしやすさ:本体や工事費を3年で割って月額に直すと、月ごとの負担感がイメージしやすい。

ウォーターサーバー(宅配型)の費用内訳

月額はサーバーレンタル代+(ボトル単価×本数)+電気代が軸。初期費用・配送料・メンテ費が込みか別かで差が出ます。

スキップ/休止手数料、最低契約期間と違約金、撤去費の有無も要確認。

3年総額と1L単価で試算し。ボトルの受け取り回数・保管スペースといった”行動コスト”も含めて判断しましょう。

ウォーターサーバー(浄水型)の費用内訳

費用は月額定額(サーバーレンタル代+カートリッジ代)+電気代が中心。カートリッジ代が込みか別かで総額が変わります。

初期費用・撤去費・違約金の有無も確認。水道代は少額ですが、RO搭載モデルは浄水の過程で出る排水分で金額が上振れ。

3年総額÷使用量=1L単価で見える化し、定額の安心感と水道水の補充手間のバランスで決めるのがコツです。

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ウォーターさ――バーの電気代については下記記事をご覧ください。

浄水器の費用内訳

費用は初期(本体+必要なら工事)と継続(カートリッジ、レンタルなら月額費用)が柱。

見かけ安でもカートリッジ単価×交換頻度で総額が逆転することも。ビルトインは撤去・原状回復、UV・ROは電気・排水の上乗せに注意が必要です。

3年総額=本体+工事+(カートリッジ代×回数)+電気代、1L単価=3年総額÷使用量を確認し、カートリッジ交換のしやすさ・入手しやすさを並べて比較。

家族人数別シミュレーション(1人・3人・5人)と損益分岐

調理でも水を使いますが、それを計算にいれると宅配型が圧倒的に高額になってしまうため、本シミュレーションでは飲用に限って試算を行いました。

前提条件

  • 飲料2L/日として計算。
  • モデル値:宅配型(150円/L)、浄水型(定額4,200円/月、電気代込み)、浄水器は本体12,000円+カートリッジ6,000円/年
  • 水道料金は比率が小さいため除外。(目安:0.1〜0.2円/L)

宅配型は使用量に比例して総額が膨らみ、1人で約35.7万円/3年3人で約101.4万円5人で約167.1万円
※(実効1L単価(電気代込み)で計算)

浄水型は家族人数にかかわらず約15.1万円/3年で一定、浄水器は約3.0万円/3年と最小。

1L単価はおおむね宅配型163円/L(1人)→153円/L(5人)浄水型69円/L→14円/L浄水器13.7円/L→2.7円/L

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少量〜中量利用でも、宅配型より浄水型/浄水器が割安なところがポイント。

ウォーターサーバーと浄水器の家族人数別、3年費用総額のグラフ

衛生・安全性を「リスクの3ポイント」で比較

3つのリスク比較
家庭の衛生・安心感
供給源リスク
原水の安全性・残留塩素量
保管リスク
保管方法・バイオフィルム
吐水口リスク
注ぎ口の手入れ・飛沫リスク

水の美味しさは大事ですが、それ以上に気をつけるべきは安心・安全な水。

天然水やきれいに浄水した水も、運用方法やお手入れを間違うと家族の健康に関わる問題を引き起こします。

ここでは、ウォーターサーバーと浄水器にまつわるリスクを3つのポイントに分けて解説しています。

供給源リスク(原水・残留塩素)

水の状態は季節や配管で少し変わります。水道水の安全を守っているのが残留塩素。

ROや強力なろ過は塩素もよく除去するため、その分タンクや注ぎ口で水が滞ると細菌が増えやすいのが弱点です。

特に使用量が少ない家庭は要注意。災害や断水時には一時的に水質が乱れる可能性もあります。

対処のコツ

  • UV/加熱循環などの衛生機能の有無をチェック。
  • 使用が少ない日は100〜200mlの捨て水して入れ替え。
  • 吐水口は週1回ふき取り、受け皿は洗ってしっかり乾燥。
  • カートリッジは期限通り交換。
  • におい・にごり・味の違和感が出たらいったん使用停止→サポートへ。

保管リスク(ボトル保管/タンク・配管のバイオフィルム)

未開封のボトルは直射日光と高温を避けて、涼しい場所で保管。開封後は注ぎ足しをせず、表示通りの目安で飲み切るのが安心です。

浄水式サーバーや浄水器は、水がたまる所にぬめり(バイオフィルム)ができやすいのが弱点。先入れ先出しで在庫を回し、タンクはこまめに洗浄、長く使わなかった日は最初の少量を捨てて水を入れ替えましょう。

クリア

自動クリーニングや加熱循環の機能がある機種は、ONにして習慣化すると楽です。

吐水口リスク(注ぎ口の接触・飛沫・お手入れ)

注ぐときにコップや器具が吐水口へ触れないだけで清潔度はぐっと上がります。注ぎ口はサッとふき取り、受け皿は洗ってしっかり乾燥を。

朝一に100〜200mlほど捨て水して入れ替えると、におい予防にも効果的。

クリア

小さなお子さんやペットがいる家は、チャイルドロックやノンタッチ給水の機種だと安心です。

赤ちゃんのミルク/高齢者の免疫配慮

赤ちゃんやご高齢の方など体がデリケートな方には、少していねいな運用がおすすめ。粉ミルクはメーカーの作り方(いったん沸かす等)に合わせるのが一番安全です。

サーバーの温水は便利ですが設定温度に届かない場合もあるため、迷ったら沸騰→所定温度まで冷まして使用。

ROなど塩素が減る方式は、朝の捨て水・吐水口のふき取りを習慣化すると安心。

クリア

体調がすぐれないときは、未開封ボトルや沸騰後の水に切り替えるとより安全です。

味・飲用シーンで変わる最適解

出汁・お茶・コーヒー・紅茶・冷水・温水の写真

ここではちょっと視点を変えて、水の味について軟水/硬水による違いと、水の温度による変化について解説していきます。

コーヒー・お茶・料理—軟水/硬水の相性

軟水は渋みを出しにくく、和食の出汁や緑茶の香りがすっと立ちます。

中硬水はコーヒーや紅茶のコクを支え、酸味と苦味のバランスが安定。

日本の水はほとんどが軟水。そのため、硬水にするにはリミネラルする必要がありますが、追加のカートリッジが必要だったり、ミネラルの入ったパウダーを入れたりと結構手間がかかります。

クリア

僕は浄水器を使っていますが、水自体が美味しくなったのでコーヒーや紅茶も美味しく飲んでいます。
こだわりがなければ、わざわざ硬水にする必要はないと思っています。

常温・冷水・温水の使い分け(即時性と味の差)

味は温度で変わります。

冷水はキレが出て飲みやすい反面、香りは穏やか。常温は甘味や風味が感じやすく、薬の服用にも向きます。温水はお茶やスープを作るのに最適。

クリア

特にウォーターサーバーのいつでも冷温水が使える即時性は、家事の時短になりますね。

設置・スペース・手間をリアルに想像する

設置・スペース・手間
賃貸 工事可否
キッチン動線
ボトル保管スペース
水の補充
カートリッジ交換
サポート連絡頻度

実際にサーバーや浄水器を導入する前に、工事の可否や動線について確認しておきましょう。

また、使い始めてからの手間についても知っておくことで、導入後の後悔が少なくなります。

賃貸の工事可否・キッチン動線・ボトル保管スペース

賃貸はまず原状回復のルールを確認。穴あけNGでも、分岐水栓の簡易工事や工事不要の補充式ならOKなケースが多いです。迷ったら管理会社へ相談。

動線はシンク→サーバー設置場所→ゴミ置き場までを一本で結べるかがポイント。ドアや引き出しと干渉しないか、熱・蒸気の逃げ場もチェック。宅配型は未開封ボトルの保管と空容器の置き場が要ります。

水の補充・カートリッジ交換・サポート連絡の頻度

浄水式サーバーは家族人数×使う量でペースが決まります。まず1週間だけ使用量をメモし、タンク容量や補充時間を調整。

浄水器・サーバーのカートリッジ交換は取説の目安に合わせ、カレンダー通知と予備1本ストックを。

におい・にごり・漏れ・異音・温冷の不調やランプの点灯はサポート連絡の合図。その前に電源・チャイルドロック・カートリッジ装着を軽く確認し、写真や状況メモを添えて連絡すると解決が早まります。

環境負荷と非常時の強さ

3つのゴミ箱
鉢植え
リサイクルビン

環境問題に関心がある方は、ウォーターサーバーや浄水器の利用に伴うゴミやCO2の排出量で何を使うか決めることもあるでしょう。

また、停電や断水時の対応もいざというときのために考えておいてください。

ゴミ・CO2の目安(ボトル/カートリッジ/電力)

ゴミは容器かカートリッジか、CO2は電力×使い方で決まります。

水配送本数の見直し、ECO運転・タイマー、交換頻度の最適化で、ムリなく負担を下げられます。

種類別の特徴は以下の通り。

  • 宅配型:ボトル容器(PET・パック・リターナブル)が主なゴミ、サーバーの待機電力もCO2に影響。
  • 浄水型:ボトル保管不要。主な廃棄はカートリッジ。
  • 浄水器:非電動は電力ほぼゼロでゴミはカートリッジ中心。

停電・断水時の運用(出湯可否・備蓄の組み立て方)

家族分の備蓄水(目安:1人1日3L×3日以上)を確保し、取説の「停電・断水時の出水」を事前に確認しましょう。

復旧後は最初の水を少量捨てて入れ替え、においが残るときはサポートへ。

  • 停電中は多くのサーバーで温水・冷水は停止、機種によっては常温のみ可。
  • 宅配ボトルや保存水はそのまま飲めるので安心。

タイプ別おすすめの使い分け

タイプ別おすすめの使い分け
画像(一人暮らし/共働き・子育て/大家族/オフィス/ミニマル志向/料理重視/来客が多い家)

ここでは、ご家庭のタイプ・あなたの生活スタイルに合うのはウォーターサーバー(宅配型・浄水型)、浄水器のどれか端的に書いています。

一人暮らし/共働き・子育て/大家族/オフィス

  • 一人暮らし:使う量が少なめなら浄水器が手軽で経済的。温冷がほしいときだけ、小型の浄水型を。音と設置サイズを先に確認しておくと安心。
  • 共働き・子育て:家事の時短が最優先。調乳や夜間の湯用にウォーターサーバーが便利。ボトルの受け取りが難しい家は浄水型がラク。衛生機能とチャイルドロックをチェック。
  • 大家族:使用量が多いほど定額の浄水型が有利。補充の手間が気になるなら大容量タンクも検討。設置動線を忘れずに。
  • オフィス:来客・人数変動に強い宅配型が安定。ノンタッチ給水や自動クリーニングで衛生管理をシンプルに。停電時の出水可否も要チェック。

ミニマル志向/料理重視/来客が多い家

  • ミニマル志向:置き場と物を増やしたくないなら浄水器が相性◎。温冷はケトルや冷蔵庫で代用し、ボトル保管ゼロでスッキリ。
  • 料理重視:水をたくさん使うなら浄水型でコスパよく。出汁・お茶・コーヒーは軟水〜中硬水が扱いやすい。流量と水圧、湯垢ケアも合わせて確認。
  • 来客が多い家:ピーク時に連続で出せる宅配型が便利。冷水の回復スピード、温水の安全機能、予備のピッチャー冷却まで用意すると回せます。

よくある質問

男性がウォーターサーバーについて考えている
ブリタ等のポット浄水で十分?煮沸は必要?

におい・塩素感を和らげたいなら、ポット浄水で十分役立ちます。日本の水道水は消毒済みなので、ふだん飲む分に煮沸は基本不要。

ただし、長時間置いた水や容器の衛生に不安があるとき、災害直後などはいったん沸かして冷ますと安心です。

赤ちゃんのミルクは粉ミルクの作り方(温度指定など)に合わせるのがベスト。保存は冷蔵・短期間を心がけましょう。

RO水はミネラル不足になる?

水から取れるミネラル量は食事に比べるとごく少量。RO水だからといって栄養面で大きく不足することは通常ありません。

味が「軽すぎる」と感じたら、リミネラル(少しミネラルを戻す)やブレンドで好みに調整できます。

乳幼児や持病がある方は、医師の指示や粉ミルクの説明を優先してください。

浄水器のカートリッジ交換をサボるとどうなる?

カートリッジ寿命を過ぎると、味が落ちる・流量が減る・本来の除去性能を発揮できないなどの変化が出ます。

塩素が下がった水はタンクや吐水口で常在菌が増えやすいため、カートリッジ交換遅れは衛生面でも不利。

対策はシンプル。交換日をカレンダー登録、予備カートリッジを1本ストック、吐水口と受け皿をこまめに拭く。違和感(におい・濁り)が出たらいったん使用を止め、交換やサポートへ。

解約時の費用・引越し時の扱い

サーバー契約は最低契約期間・違約金・撤去費の有無を先に確認。引越しは移設費や配送エリア外の扱いもチェックします。

浄水器は原状回復(外した部品をもとに戻す)に注意。ビルトイン型は取り外し費用がかかることがあります。

安心のコツは、申し込み前に「条件メモ」を作ること。①最低契約期間②違約金③撤去/移設費④配送スキップ⑤サポート連絡先――この5つを書面で控えるだけで、いざという時に慌てません。

【最新】ウォーターサーバーと浄水器|どっちがいい?【徹底比較】のまとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ウォーターサーバーと浄水器、どちらがいいのか。様々な視点から解説しました。

どちらにもメリット・デメリットがあり、1つや2つのポイントだけで決めてしまうと後悔してしまうかもしれません。

後悔しないためのチェックリスト。

  • 月額費用(宅配型の月額料金・電気代・カートリッジ代など)は納得できる範囲か?
  • 1日に使う水の量。
  • 設置スペース、動線、設置工事の有無。
  • 最低契約期間、違約金、その他契約に関する注意事項。
  • 衛生管理・手入れの手間。

生活の基本となる「水」、あなたの家庭に合った最適な機種を選ぶことで豊かな生活を送ることができます。

ぜひ、この記事を何度も読み返して、理想のウォーターライフを手に入れてください。

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